GNOME3でウィンドウを画面の四隅に移動またはサイズ調整する
はじめに
Fedora26で標準のデスクトップマネージャであるGNOME3を使っていますが、Windows10のようにウィンドウをドラッグして画面の四隅に寄せることで画面の1/4サイズに調整させるようなことを実現してみたくて方法を調査してみました。
環境
方法
GNOME3のedge-tilingを有効化する
GNOMEの設定でedge-tilingを有効化することで、画面左右へのドラッグで1/2サイズでの調整ができ、画面上部へのドラッグで最大化ができます。 私の環境では何度か設定変更してしまっているためわかりませんが、デフォルトで有効化されているかもしれません。
下記コマンドで現状の設定が確認できます。
$ gsettings get org.gnome.shell.overrides edge-tiling true
また、下記コマンドで有効化と無効化できます。
[有効化] $ gsettings set org.gnome.shell.overrides edge-tiling true [無効化] $ gsettings set org.gnome.shell.overrides edge-tiling false
ただし、この方法では画面四隅へドラッグして1/4サイズで調整することができません。
後述するGNOME拡張機能のShellTileでedge-tilingと同等以上のことができますので、私の環境ではedge-tilingは無効化しています。
GNOME拡張機能 gTile を使う
gTile - GNOME Shell Extensions
ウィンドウをドラッグして調整するような使い方はできませんが、画面を8x6, 6x4, 4x4のセルに区切り、セル単位でのウィンドウ配置または複数セルを組み合わせたウィンドウサイズの調整ができます。 私の環境ではgTileメニューを表示するショートカットキーを Super + Enter に設定して使っています。もしかしたらデフォルト設定かもしれません。
GNOME拡張機能 ShellTile を使う
ShellTile - GNOME Shell Extensions
ウィンドウを画面の上下左右、四隅付近にドラッグすることで、1/2サイズ、1/4サイズでウィンドウを調整することができます。ただ、画面上部にドラッグする場合に限り全画面になるようです。
まとめ
GNOME3環境でウィンドウを四隅に調整する方法をまとめてみました。 人によって使い心地が違うと思うので、実際に使ってみるのが良いと思います。
私の環境ではedge-tilingを無効化し、gTileとShellTileを有効化して組み合わせて使っています。